TEKITOU life,engineer, and father

「回り道人生」 破天荒”文系”エンジニア

回り道人生

ぼくのかんがえたぷろふぇっしょなる

これはDevlove Advent Calendarに投稿したものです。
一部、文章を改悪しています(ニヤリ)。
 


■自己紹介

【38日目】担当するIT業界に数ある原田の中で「じゃないほう」の原田こと@iwaoRdです。
アジャイルな勉強会には多い時に月10回前後参加しているので、実は会った事がある人は多くいるのではないでしょうか。
基本的に受け身の人間なので気軽に話し掛けて下さい。

また、最近は参加するだけでなく、Ultimate Agilist TokyoではOpen Jamでアジャイルマインドの話をさせて頂いたり、outputも増やしたいと思います。
私のスライドはジョジョや銀英伝など漫画を中心に展開するので、そっちの世界のネタにも付いて来て下さいねー!
(そんなネタSlide発表を社内でも社外でも気にせずやってますw)

 

■Professionalとは?


さて、本題。
最初にあくまで私の所感である事を述べておきます。

その上でProfessionalとは?


1) スキルフルである

Professionalと一言で言っても調べると「XXXプロ」は沢山います。
「プロ」と言うと金を稼いでいる事を最初に思いつきましたが、金を稼ぐ前提として、プロは価値を届けていて、その価値は「スキル」からきており、更にはそんなスキルが「スキルフル」である事を強調したいです。

Wiki先生によれば、

 スキルフル:「熟練したさま。巧みなさま。腕の良い。上手な。」

だそうです(知らずに感覚で使ってたw)。
つまり、スキルは資格や勉強するだけでなく、実践し、向上させる必要があります。

2) マインド

では、スキルフルであればいいか?と言われたら、それは違うと思っています。
スキルフルなだけでプロであるなら、知識さえ得ればプロでしょうか?
私はそこに「思い」が必要だと考えます。それが「自分軸」です。
以前、参加したコーチングフェスタで平本あきお先生の講演中で「自分軸」という言葉を聞き、次のように定義していました。

 自分軸
   ・自分らしさ
   ・ありたい姿

自分にとって大切なものは何か?
自分がなりたい姿は何か?
その問いから形成される「自分軸」を持ったスキルフルな人が、「人に影響を与えられる」のだと思います。
そのその人なりの軸から発せられる「マインド」とそれを支える、または具現化する「スキルフルなスキル」を持って初めてプロと言えるのではないでしょうか。

自分の成功を収めて「自立」した結果、初めて人に影響が与えられる。
これは『7つの習慣』でいう「インサイドアウト」の考え方です。

  私たちは自分の内側(思考)を変えなければ、行動を変えることができないし、外側に対する影響力を持つこともできないのです。

 

プロもそうあるべきです。

 

 

改めてProfessionalとは?

結論から言うと、まだProfessionalでありません。
言うならば、ここまでで「自称プロ」。 オレオレプロははっきり言って、現場では不要だし、邪魔です。

3) 環境に対応する

最後にプロとして必要なピース。それは「Contextへの対応」です。
人であったり、状況であったり、時と場合による対応、つまり、プロとしての一般解と相手を考慮した最適解の提示が「プロである」事だと思っています。
また『7つの習慣』から言葉を借りる事にします。

 理解してから理解される
  相互依存の関係をWin-Winの関係にするために、まずコミュニケーションが重要である。
  信頼を築き、相手が本音で話せるような人格の土台の上に、感情移入の傾聴のスキルを積み上げていかねばならない。
  大切なことは、まず自分の信頼性、そして感情移入、最後に合理的な説明なのだ。

プロとして何かの「スキル」を持っていると、どうしても押し付けがちです。
自分が何を持っている前に相手が何を欲しているのか?でないでしょうか。
その上で自分のスキルが完全にマッチするのか、それとも抽象的には一般論で提案出来るのか、何にしても相手あってのプロの存在です。

ある時にはプロであっても自分の無力さを感じることもあるでしょう。
その時、プロとしてどうするべきか、その対応策は十分語ったつもりです。


■最後に”真に”プロと呼ばれる為に

Viableであること。
only oneとも言えると思います。だからと言って突出する訳ではなく、あの有名グループの歌詞と絡めて表現すると、もともと特別なonly oneでしょうかw。

同じジャンルのプロを語っても、”人”それぞれ違います。時、環境、得てきた知識。ならば、違いが在る事を前提に考え抜く事こそがプロの仕事であると思います。
絶対な成功は無い。経験則からくるベストプラクティスがあるかもしれないが、それさえ絶対ではない。プロは仕事を簡単に見せるが、簡単な仕事はどこにも無い。ただ愚直に仕事にあたる姿勢がプロに求められるのでははでしょうか。

最後に、だから何がプロなんだよ? と言われたら、簡単な計測方法があります。
お客様にメンバーにこんな事言われたら、まずは合格じゃないですかね?

 「また○○さんと仕事をしたいです」
 「これは○○さんにお願いしたいです」

と「by name」である事。
利用されてるという事もあるけど、それさえ計算に入れて「Give & Given」な関係を築き、相手を助けられるそんな人に私はなりたい。
あ、最後は願望でしたねw

何かハードルを上げ続けた気がしますが、物事は全てSimpleです。
ここまで読んだ人は、
実際に、
自分の口から、
言葉で、
以下の一言を呟いて下さい。

「私はプロである」

それを宣言したら、次は何をすべきか自分自身、分かっているのでは無いでしょうか?

 

■まとめ

さぁて、長々とProfessional論を論じたので、皆さんにご迷惑をおかけしたかと思います。
要は、、、

 自分のやりたいようにやれば良いんですよ!

人生一度きりだし、他人はあなたの人生の責任を負えませんので。
また、人に言われてそのままやったらProfessionalじゃあないですよ。
あなたのProfessionalがあるはずです。
失敗したら別の方法を試せば良いんです。 学べたら次はより上手くできんじゃんね!

 

多くの人の考えに触れて、自分なりに考察する事が大切だと思ってますので、いろいろな人の意見を待っています。

ではでは。
アリーヴェデルチ

【アジャイル】勉強会に出ていて感じる言葉「It's natural.」。でも、でも、でも、

アジャイルの会話をすると自然と行き着くのが「普通だよね」って話。

ある課題がある。
その課題のせいで何かの活動が阻害されている。
阻害の原因は○○である。

 →なら、○○を取り除けば?

うん、まぁ、そうなんだけど。

本当に取り除くのが困難で、マサカリの総攻撃を受けるとかあるけど
もし、その課題が本当に問題で、死をも厭わない問題ならマサカリを受けるしかない。
受けたくないけどww
そうゆうこと。


結構、物事を複雑に考えて、深読みして、邪推して、メダパニ掛かっているかも。



It's simple, but not to easy.
そんな言葉が丁度いい。


あなたは駅に向かってます。途中、道路工事があり迂回が必要です。
また、信号もあるので赤で止まるかもしれません。
さらに、産気づいた妊婦がいて、一緒に病院に行く事になるかも。
そんな無限の選択肢の中で生きてきていますよね?


なぜ、アジャイルでなければならないのですか?
そうしなければならない理由はなんですか?
そもそも目的ってなんでしたっけ?

まずはこの質問に答えられないとスフィンクス的な何かに食われると思う。  

 

(昔の人が作った)ルールはもう通用しない。
ルールを変えたものが勝者になっている時代。 

【処世術】人生を変えた1冊:7つの習慣 

死んでしまったがコヴィーさんの7つの習慣が好きだ。

フリーランスとして独立する前後に人生観を変えた1冊だった。

 

特にインサイド・アウト

 

内容は細部まで覚えてないのでWikiから引っ張ってみる。

 

=====

・一次的な真の成功とは、優れた人格を持つことであり、社会的な成功、表面的な成功(才能などに対する社会的評価)、個性の発揮、コミュニケーションのスキル、他に影響を及ぼす戦略、前向きな姿勢などは、二次的なものである。

・人が物を見る時には、ある種のレンズのような物(パラダイム)が存在し、それが認識、理解、解釈、行動、態度を決めている。従って、そのパラダイムを転換させることにより、自分のあり方を大きく変えることができる。

・人生には原則というものが存在し、その原則に従うことにより、大きな効果を得ることができる。原則の例として、人が成長するためには、それぞれに時間がかかり、どの段階も飛ばすことのできない順序立ったプロセスを踏まなくてはならない、などが挙げられる。

・インサイド・アウトとは、自分自身の内面(インサイド)、パラダイム、人格、動機などを最初に変え、それから、外側(アウト)、他人や環境を変えるということである。

=====

 

ん。わかりにくいw

 

Wikiから持ってきた癖に、全部無視して、過去の記憶から自分の理解で話すと

 

「理解して理解される」

「周りは自分を映す鏡」

「選択とその結果責任

 

以上でないだろうか。

 

それを端的に自分の言葉で表現したのが「人生、回り道」

 

近道なんて無くて、一歩一歩踏みしめつつ、自分が納得する事を続けるしかないだろう、と。

そうなると他人に依存している場合じゃないし、イニシアティブは取り続けないといけないんだろうね。

 

そして、多分、生き急いでるので、「人生、全速力で回り道」を格言としています。

 

銀のKanbanはないと言う銀の弾丸。でも「Contextによるね」で片付けたら先に進まない論

ちょっと銀の弾丸にかけてみました。

 

結論から言うと「最強」のKanbanはないよね、ですね。

以上!

 

 

とか言うと アッテンボロー「それがどうした!?」by銀河英雄伝説 と同じく

議論が終わってしまうので、もうちょっと、まとまっていない考えを展開。

 

 

 

1) チームによるよね

 

Kanbanは単純です。単純ですが難しい。

しかし、「最強」と呼ばれているKanbanは「最強」なKabaner(?)が使っているので、

Kanbanビギナーが慣れる前に第一歩を踏み出せるか、踏み出せても使えるか。

「ま、単純だから慣れるよね」と言う意見もあると思いますが、出だしの一歩を

躓いてしまった人のマインドは固まってしまう傾向があると経験則上思います。

チームに合ったチームによるチームの為のKanbanが良いかと。

 

 

2) 何でもKanbanにすればいい問題じゃない その1

 

Kanbanは何と言ってもHOWです。HOWを突き詰めてもしょうがないです。

 

Kanbanで解決したい課題はなんでしょう?

Kanbanで作業の見える化は、結構、簡単なKanbanで清流化出来ると思います。

現状が見えて、疑問を持ち、ちゃんと考えて改善する にチームに根付くか。

使えなきゃ、丸めてゴミ箱に捨てる感じで。

 

 

3) 何でもKanbanにすればいい問題じゃない その2

 

何をKanbanに載せるか。

バックログのKanbanですか?タスクボードですか?TODOの粒度って何ですか?

ステークホルダーはバックログを見ます。タスクは見ません。

遅れている機能はタスクボードと朝会の情報から問題を伝えます。

誰の為のKanbanか?を考えると何をKanbanすべきか分かるかもしれません。

目的がないと手軽なアナログKanbanさえ、陳腐化しがち。ムリ、ムダ、ムラ。

 

 

4) 紙 or Digital or Die!?

 

死にたくはないので、何にしろやってみれ!と言いたいですが、アッテンボローなので踏み込みます。

と言ってもここが一番難しい課題なのかと思うので考えを羅列で。

 

・入口は紙で「TODO→Doing→Done」

 →簡単に早く学べる事に焦点。チーム成熟までは基本からスタート。

・足の速い情報はDigital。遅いが重要な情報(Value)は紙で。

 →手軽さ、一見性でステークホルダーと話すネタは紙+付箋にして、

   足の速いタスクや技術課題もろもろはDigitalがいいかなと。

   Digitalも必要ならバーンダウンとか毎朝、印刷して貼るとかね

・大きなタッチパネルスクリーンにDigitalなアナログ操作Kanban!

 →これを実現とかどうですか??

 

 

その他

・Kanban出来てるチームに途中からだと、慣れるしかない?

・Kanbanは大きくするだけじゃなく、時にはその運用自体ふりかえるべき

・Kanbanの使い方をパターン化しとくとチームに合った第一歩は踏み出しやすい?

・Kanban+Modelingってどう?

・Digitalって温度ないよね。紙を切って貼って思いをKanbanで形にするよね?

 

 

最後に。

 

この手の話題は「地雷」っぽいけど、「このモヤモヤ感を」ブレストやMindMapでまとめたいな。

「最強」を目指すよりは「パターン化」してオススメ案作成するイメージ?

「完成品を出していけません、人はそれを欲しがるでしょう」と私がTwitterで言ったように(?)

 

 

 

 

誰かと議論したい・・・。

 

どうですか?めくるめくKanbanの世界へ!  

 

 

 

おまけ

 

Kanban資格(?):http://leankanbanuniversity.com/lku-kcp

コーチングフェスタ2012でスタッフをやってきました。開発系勉強会で学んだ事と同じ根底をなす事

コーチングフェスタ2012 にスタッフとして参加してきました。

  コーチングフェスタ 2012 ~響き会う~
  http://www.coach-tokyo.org/cf2012/

まず、全体所感。

各開発系勉強会、セミナーに参加しているが「根は同じ」である事。
入口はプラクティスだったり技術要素だったりツールだったりしても、
根幹となる「大切なコア」は同じであり、Goalは同じであると感じました。

そのGoalとは、以下のようなもの。

1) 顧客価値(Value)

 ←顧客価値を創造するより引き出すイメージ。そしてそこへの道路整備

2) whyへ焦点を当てる事

その為に現場に合った手法や方法論を用いて「ちゃんと考える」事が
重要であって、「ちゃんと考え」られる「場」の提供が先に立つのかと。


さて、スタッフ話。

主に会場整備と人の誘導。
コーチングはワークショップ形式が中心なので、各教室でのレイアウト変更が主。
講師から事前に渡されているレイアウト図を元に机や椅子を並べます。
当初は「コーチング歴が長い人達だから自主的に動く」と思いましたが、
「最終的なレイアウトが決まっている」ならコマンド・コントロールが早かったです。
「○○さんは机を出して下さい」
「××さんは椅子をまとめて、最初ははけて、机が出たら並べて下さい」
などなど。
ただ、完全コントロールと言うより、「2」の指示で「10」動いて貰える感じ。
レイアウト作成後も、
「レイアウトはそうだけど、狭いのでもっと間隔とったり段々にずらそう」
とか品質向上、相互レビューされるのは流石です。
悪とされがちなコマンド・コントロールも時や場合によってはアジャイルにやるより有効です。


次にセッションの話。

私が担当した部屋が「1053」だったので、午前、午後と2つ見ました。

  平本あきお
  http://www.coach-tokyo.org/cf2012/program01.html#p07
  コーチング体験型ワークショップ!
  金メダリストのコーチと一緒に、憧れの仕事や人生を引き寄せる。
  「将来のビジョン」と「自分らしさ」がみつかる。

  関京子
  http://www.coach-tokyo.org/cf2012/program02.html#p04
  ハートマインドを生きるとは?
  ~コーチングの原点を探求するセッション~

簡単にまとめると
平本さん
 ・・・Howを追ってもしょうがない。whyと向き合い「自分軸」を持つ事
   →その為のチームフローコーチング
     1) 本当にやりたい事をみつける
     2) 自分らしく続くやり方でやる
     3) 心のブレーキを外す

関さん
 ・・・ハートに頭脳がある=ハートマインド。相手の心の中にある解答
   →その為の導き(コーチング)、素直に話し合える場作り
     ・大きな目標
     ・その人のあり方
     ・勇気付けの言葉

結果、ありていに言えば「知っている事」がメインでした。
「知って」いても「やれる」かは直結する事はないのですが。(ここは永遠の命題)
しかし、エンジニアとしてもアジャイル開発としても理解できる根幹の話で、
最初に述べたような「根で繋がっている」と思いました。

 

私のTwitter




最後に

関さんの言葉ですが、印象的でした。

「コーチングと言う体系での話は、これから無くなるのではないか?
コーチの存在なしでも自分の知恵に触れることが重要な世の中になってきています。
そこでは人が過去の体験や成功例から正答を与える事は不要です」


さて、どう思いますか?



最後に、その2
コーチングって女性多いですね。もっと触れ合いたかった(不純な意味でなくw なぜ?って純粋な疑問。仕事?家庭?コミュニティの問題にコーチング?)

最後に、その3
弊社の方を見かけましたが?(ずーっと観察してましたがオフレコにしときますw)

【勉強会】 BMG×共感マップ に参加してきました。

BMGでなにかやる(Facebook Group)のイベントに参加してきました。

 BMGで何かやる #5
 9/20 19:30~21:30
 クラスメソッド株式会社 会議室

当日の流れは以下です。

1. BMGを書く(Fitnessに関して)

 

2. 共感マップを書く(ダイエットしたい優子(仮)さん)
  →@take3000さんが実際の女性にインタビューした結果
  →参加者は自分を中心にダイエットしたい自分の共感マップ作成

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3. ダイエットしたい優子(仮)さんに対して、FitnessのBMGを書き直す

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※赤字が共感マップ後の加筆部分

1) BMG
・フィットネスはやっぱり立地が重要。
・後はその人を繋ぎ止めつつ、周りの人を巻き込む。
 (紹介や仲間、子供を含めた様々な教室、体験レッスンの提供)
・他には物販や健保などのコラボレーションがある。

2) 共感マップ
・SEEとSAY AND DOは一緒になりがち。でも、明確に分ける必然性はなさそう。
・HEARはネガティブな情報が多い。(私のケース:ヤバい、貫録ある等)
 HEARとSEEを混同しがちだけれども、SEE(自主的)・HEAR(能動的)とすると分かりやすいなと思った

 例えば、「流行のダイエットは注目(SEE)してるけど、最近、マラソンしてる人は良く見る(HEAR?)よね」
・Think & Feelは願望。ポジティブな内容が並ぶ。ダイエットの「why」はここにありそう

3) BMG×共感マップ
・共感マップでその人(又はペルソナ)への理解が深いのでBMGの案が多く出る
・共感マップの情報が多いほど、仮説が立てやすい事に気が付いた
 例えば、
  SEE(注目)が多いのにSay and Doで実践少なく、Hearで色んな事言われてる
  →優子さんは悩んでいる。ダイエット方法を知ってるが実践できてないのは「混乱」がある
   →Fitness入る前に相談できる窓口が重要ではないか?


帰り際の参加者との会話
・意見の無い会議で、時間制限:対象範囲限定で意見が活発になった
・ペルソナを絞れば絞る程、意見が出た。日本人は制限に強い
・ある企画にペルソナ立てて、その人の行動をシナリオで書いた。すると売れない企画だと分かった

 ペルソナ:架空の顧客像。詳細に設定した顧客のプロフィールを担当者間で共有し、人物像への理解を深めることでマーケティング方針を統一する手法
  例えば、上記の優子(仮)さん。(今回は裏に実物の人がいましたが)


まとめ!

「ペルソナ」が重要で、「ペルソナ」を強く持つ事で「活きたシナリオ」が手に入る。
「活きたシナリオ」は物事を考える上で強力なイメージを与えてくれる。

「ペルソナ」を固める事は思考の幅を狭めると思われがちだが、私はそう思わない。
むしろ、ただ話が広がるより、優子(仮)さんを中心に優子(仮)さんで儲からない所は、紹介キャンペーンを打つのか?もっとリッチクライアントも食いつくサービスを展開するのか?と軸足を置いて話せているイメージ。
軸足があるから外れた意見のようなものも言えると思う。


=====

「ペルソナ」書こう
 30代男性、とかじゃなくて。
  →三十何歳?既婚?子供は?趣味は?背格好は?土日何してる?
「シナリオ」書こう
 商品を購入する、とかじゃなくて。
  →買うきっかけは何?いつ買うの?どこで買うの?1個だけ買うの?誰と買いにいくかな? 

DevLove道場行ってきた。

先週土曜日にDevLove道場に参戦してきました。

http://www.zusaar.com/event/368007
インセプションデッキを構築せよ 1/2

総勢24名で行われたインセプションデッキを書くワークショップ。
最初のチーム分けでは「サービス業界」と「SIer」で分かれました。
もちろん、私は「SIer」チームで。

最初の仕事は「チーム名」どうする?
だったので、みんなの緊張(?)を解す為に私から提案。

「チーム名:オワコン でいいでしょう」

一同から「ええええー」と言う歓声悲鳴があがりましたが、
私の持論ですが、「日本人には制約を与えた方が強い」なので、
「良い案、無かったらチーム名はオワコンにするので。意見無いですか?」
から、かなり活発な意見交換が出来ましたw

それで決まったチーム名は「特攻野郎Aチーム

どっかで聞いた名前ですが、魂はこもりました。
・僕たちはAgileを学ぶために勇気ある一歩を踏み出したい(特攻)
・おっさんだらけ(野郎)
・「A」はAgileのA!「A」はアルファベットで最初のA!始まりのA!
だ、そうですw


そして、ワークショップ開始。

インセプションデッキで今回の目的は「Why」
作成するのは
・我われは何故ここにいるのか
・エレベーターピッチ
・やること/やらないこと/後で決めること

Whyはpapandaさんと私の議論のようにゴールデンサークルによる一番『核』となるところです。

(下記の写真参考)

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ここの無いプロジェクトは得てして失敗しがちです。

ex)
 WEBアプリケーション作って下さい → OK!楽勝!最高ー!
 JavaSOAなアプリケーション作って下さい → OK!Spring使う?サイコー!

勉強会での「Why」を考えるお題は以下でした。
みなさんも考えてみてください。

「チームで旅行に行くことになりました。行き先を決めて下さい」(5分)



さて、どうですか?
決まりましたか?

ところで、何かモヤモヤしませんか?
決まった場所に”実際に”行くことを想像して下さい。大丈夫ですか?

そう、多くの人は「分かった」つもりで話が先にいきがちです。

・旅行に行くのは何の目的か
・いついくのか
・予算はいくらか
 etc...


そんな「why」を突き詰めるのが今回のワークショップの目的です。


さて、本題に戻って。

ワークショップのお題は、

「私たちは旅行会社の一員。昨今の低価格競争で会社の収益が低下。
そこで会社として所得の多い中高年をターゲットに、さらに近年増えてきた
スマートフォンを使ったサービスの提供をしたい。企画部(PO)は開発部
(ワークショップメンバ)と共に11月までにサービスを立ち上げる事」

ここで良かったのはまず、「POの存在」でした。
「PO」はScrumで言う「プロダクト・オーナー」でプロダクトに対する責任や意思決定を行うロールですが、主催メンバーがPOとして参戦してました。

今回、チームにはPOがいるので、先ほどの「旅行会社」の件について、プロジェクトが始まる前の今だから辛辣な質問をぶつけるのです!!

・中高年って年齢どのくらい?家族構成は?
・所得が高いって言うけど、千差万別だよね。年収いくらがターゲット?
・スマフォ流行っているって言うのは全体?若い人だけじゃないの?
・それって儲かる?誰のどんな課題を解決したいの?
・それって本当?事実ですか?
 etc...

もちろん、最初からこんな質問出ません。
もちろん最初は、

 

「これはDBが必要になると思いますが、フレームワークは・・・」とか
「スマフォだとアプリはだいたい3ヶ月掛かる・・・」とか。

質問はHow、How、How・・・。


時々出てくる「Why」を広げるのが私の仕事でした。
「サイトに来る中高年はどう操作するかな?」
 →「お。中高年ってなに使ってますかね?PC?スマフォ?携帯?どうやってサイトに来るんですかね?中高年って自分らの両親くらい?子供いるかな?そんな人達が選ぶ旅行って何でしょうね?」

Howに逸れる話の流れをWhyに引き戻す。
意見が出なくなったら具体例(ストーリーとかペルソナ)を出してみる。
時々、突拍子も無い事を言ってみる。
書いたものを「声を出して」読ませてみる。


ここで気が付いた事ですが。

最終成果物としてインセプションデッキを想定はしていますが、基本的にはインセプションデッキとか関係の無い話をしてました。
「我われ」とか「エレベータピッチ」って「なぜ」を突き詰めてみると、おのずと通る道筋だと思いました。

最後に、ワークショップ前にpapandaさんと議論した時のpapandaさんの一言。

インセプションデッキとか言うけど、プロジェクト計画書でも同じ観点の書くよね」
「別にインセプションデッキを書く事が目標ではないから、インセプションデッキとか言わなくていいよね」

そうだと思います。
対話から「Why」を突き詰める事が大切だと思います。

「背景」を知っていればチームは「判断」ができる
 →方向性を明らかにする。しかも、契約前にね。


さて、ワークショップからちょっと話が逸れますが。
その一方で、もう一つ問題が残っていると思っています。
それはpapandaさんとのメモにある「1周目」「2周目」問題(?)です。
とは言え、知らないものを知らされないままやるのは辛いものです。
多分、インセプションデッキを書いたことの無いチームメンバーの方は、
今回のワークショップにてインセプションデッキとは何たるか?を
学んだかもしれません。
しかし、私がファシリテーションしたような「何が重要」なのかと言うのを
一発で理解可能なのかは疑問です。
それはScrumでも言えると思います。
「紙飛行機」ゲームやりましたか?
楽しかったですか?
何を学べましたか?
それは何に生かせそうですか?
その頭に浮かんだものは、その通り上手くいきますか?

と言うことで、最後の締めを。


【2周目からがスタート】



inputを受けたなら、outputしましょう!

DevLoveの情報は以下のサイトから逐次配信されています。
http://www.devlove.org/