TEKITOU life,engineer, and father

「回り道人生」 破天荒”文系”エンジニア

回り道人生

XPへの回帰

私の中だけで盛り上がっている事ですが。

最近、アジャイル開発だScrumだと叫ばれていますが、一旦、XPに戻る気がしています。
特にDevelopers Summitやいろいろな勉強会に参加して感じる事ですが、

・文書のやりとりなど「コミュニケーションより技術」な論争が多い
・ScrumはFrameworkなので芯が無い人は迷子になる
・TDDの立ち位置?

ココら辺の橋渡しや理論武装としてのXPが担う箇所が多いと感じています。
今一度XPを見直すべきだと思います。

んな訳でScrumフレームワークの土台にXPライフサイクルが息衝いているのでは?と。


XPを勉強していて、今のアジャイル開発(単に本を読んでスタートした場合)で欠けている点が以下だと思います。

1) ソフトウェア開発の経済学
 「待つ」と言うオプションの価値として「下落リスクを回避する」事を認める事
 未来を邪推して悩み、ムダな機能の実装をやめる

2) 意思決定の遅延
 今日の決定コストが高く、正しい可能性が低く、明日よりよい方法を知る可能性が高く、将来設計を行うコストが低いのなら、今日必要でない設計の決定を今日してはならないこと。
 それよりも今の機能をシンプルにする事に注力する。

3) 変更のコスト逓減
 変更のコストが時とともにゆっくり上昇し、そのまま一定の値を保つのであるのならば、プロセス内で大きな決定をすることを可能な限り、遅らせて決定が正しくなるまで待つ
 その為の「シンプル設計」「テスト駆動」「ペアプログラミング

 

 

でも、まだ腹落ち感がないですね。
じゃあ、それって例えば何?というメタファー(実例?)があれば納得感があるのでしょうが。


XPはまだ「エクストリーム・プログラミング入門」を読んだだけです。
しかし、Twitter上では角さんと討論させて頂いたり、Scrum同様にまだカイゼンの余地や、その先に大きな可能性を秘めていると感じています。

XPマニアの人がいたら、一緒に議論させてください。