パタンと私
RSGT Advent Calendarのやーつ
本文は『Regional Scrum Gathering Tokyo Advent Calendar 2018』の9日目の記事になります。RSGT2019で『明日現場で使える!とにかく明るいScrum Patterns 活用ワークショップ』を担当する原田です。
※サムネイルは和製アレグザンダーこと、ジェフ笹ーランドのささささんです
昨日は尊敬する若者、森一樹さんでした。深い洞察と母のようなファシリテータの包容力を持つ彼にはホント、若い汁いろいろな知識を教えてもらっています。ありがたや。マジついていきますよ、先輩!
私という人は何か?についてはslideshareを見てください。普段からモデリングとかアジャイルとか言ってます。つか、全員、モデリングやれ!って勢いです。
https://www.slideshare.net/iwaoRd/
パタンと部屋とワイシャツと私
パタンを話過ぎるとそれだけで年が開けてしまう、まさに毒入りスープで一緒に逝く羽目になります。気を付けながら、でも、TEKITOUブログなんで読者を置きっぱなしでいきます。適度な休憩と斜め読み、好きな音楽を聞きながら読んでください。
さて。
話す内容は以下。
1.パタンとは
2.パタンの力
3.RSGTのワーク
1.パタンとは
パタン関連の話をする際にパタンの説明をしだすとそれで全てのリソースを使い切るというのが定説なので最低限のことしか言いません。
引用は結城さんの説明です。
ある文脈で繰り返し起きる問題を解決する方法。 その方法にはいくつかの制約が課せられているかもしれない。 またその方法には分かりやすい名前がついている。 他のパターンとの関連も示される
分からないと思いますが朧げに脳裏に焼き付けておいてくれれば良いです。この後の話で少しだけ具体的にします。
2.パタンの力
私が、自ら実践してパタンと真面目に膝を付き合わせたのは「おやつ神社」が最初です。それまでも社内でパタン・ライティングをやったり議論をしていて分かっていたつもりでした。結果としては、実践こそが大切です。
おやつ神社は、とある現場で5年、12万円くらい使い、それでも現場のメンバーのコミュニケーションの質を上げるために奮闘した結果、上手くいく形(状態)に落ち着きました。
内心「これは大発見に違いない!」と思ってましたが、まぁ、そんなことはちゃんとパタンに書かれているんですよ、これが。
でも、この瞬間、「おやつ神社」が血肉となり、パタンが自分と一体化したと感じました。
どや!?おやつ神社 実践しているおやつ神社を通して見るカイゼンパターン
パタンとは抽象的な記述ではありますが、多くの状況に対応するためで、私たちはそのパタンが見ている状況において問題を見出し、制約と付き合いながら解決策を選択しているわけです。
どや!わっかるかなー?分かんねぇだろうなぁ?
3.RSGTのワーク
「諦めたらそこで試合終了だよ」という言葉を信じているので諦めません。
そこでRegional Scrum Gathering Tokyo 2019では、みなさんにScrum Patternsの「パタンの実践」を通してパタンを血肉として欲しいと思っています。そうなるようにワークショップもただ今、設計中です!
また、Scrum Patternsは英語ですが普通に公開されています。
「チームがうまくいかない」「Scrumイベントのこれじゃない感がある」という開発そのものから「隣の部署との連携が…」「上司が…」という開発の周りの組織の問題まで解決しちゃうパタンがあります。普通にやばくないですか?
Scrum PLoP:Scrum Pattern Community
Scrum Patterns:Published Patterns
さいごに
意外と書いていたら言いたい事をちゃんと言えた気がしたので、こんな世の中じゃPoisonじゃないね。でも、最後に読者を突き放しにかかります。最後は私の大好きな本『禅とオートバイ修理技術』から引用して謎を残したまま終わりたいと思います。
(ニュートンの引力の法則、および引力そのものについて)
どことも言えないところにただ漠然と存在していたあの実体のない言葉を、彼がまるで魔法でも弄して発見したと思い込んでいるんだよ。それは太古の昔から常にあったんだよ。ただし、何に対しても応用されなかった。だが、やがてこの世が出来上がり、そこで初めてこの世界に適用された。事実、この世界をつくったのは、その言葉そのものだよ
May Patterns be with you!!
さ〜て、明日のAdvent Calendarは?
よく考えたら、さっきから読者を突き放しまくってきたので、ここまで読んでくれた人をだいぶ減らしてしまったという大失態に気が付きました。本当に申し訳ない。おーい!誰か…まだ読んでいる人いますか?
明日は土肥さんの『ちょうど6年前にCSDの認定を受けました』です。土肥さんの今までの発表資料などから、物事をちゃんと科学していて、さらに人に着目して説明されているところも本当にすごいと思っています。今回も期待大です。
私なんてブログのタイトル通り、テキトウで肌感覚と経験知だけで生きていて理論武装も何もできてない人間なのでw
明日もまた読んでくださいねー、じゃーんけーん、パターン!んふふふ